ビール類酒税一本化が焦点 税制改正、配偶者控除など議論本格化 (3/3ページ)

 ■2017年度税制改正議論の主な項目

 ≪所得税改革≫

 ・配偶者控除を見直し、夫婦控除を導入

 ・控除制度すべてを見直し、低所得の子育て世帯などの負担を軽減し、高所得世帯は増税

 ≪酒税≫

 ・ビール類の税額を数年かけて350ミリリットル缶あたり55円に一本化

 ・チューハイを増税

 ・ビールの定義を見直し、多様なビールの開発を促進

 ≪少額投資非課税制度(NISA)≫

 ・年間投資上限60万円、非課税期間20年の長期積立枠の創設

 ≪法人税≫

 ・企業の研究開発に対する減税の対象をビッグデータを活用したサービスなどにも拡大

 ・賃上げした中堅・中小企業の法人税減税を拡大

 ≪国際課税≫

 ・多国籍企業によるタックスヘイブン(租税回避地)を使った課税逃れの対策を強化