ウォルマートも済南店舗1軒閉店 外資系3社目、風土合わず? (3/4ページ)

2016.5.31 06:27

北京にあるウォルマートの店舗。スーパーマーケットの競争が激しい山東省済南市では、“パッケージ化”された経営方式で運営される外資系スーパーは苦戦しているようだ(中国新聞社)
北京にあるウォルマートの店舗。スーパーマーケットの競争が激しい山東省済南市では、“パッケージ化”された経営方式で運営される外資系スーパーは苦戦しているようだ(中国新聞社)【拡大】

 一方、ウォルマートを愛用しているという若い女性、馬瑶瑶さんは「ウォルマートは本物のスーパーだ」と認識している。取り扱う製品やブランドの種類は多彩で、高品質な品物が手に入る上に「視野を広げることができる」からだ。

 “単独戦”打撃に

 ウォルマートは“中央集権”方式の管理モデルを実施しており、世界各地の店舗は基本的に統一された入荷基準を守っている。このため各地の固有のニーズは忘れられがちだ。

 山東大学経済学院の李鉄崗教授によると、省都である済南を含め、山東省内の多くの地域の経済・社会環境は比較的閉鎖的で、ウォルマートの経営理念が競争力として十分機能していない状況がある。

「ウォルマートの閉店は重量級のニュースではないが…」

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