安倍晋三首相は15日午前、最大震度7を記録した熊本県を震源とする地震の非常災害対策本部第2回会議で、天候の悪化に備え、2次災害の防止に全力を挙げるよう指示した。指示の詳細は以下の通り。
◇
まず、この度の災害により亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。また、多くの方々が負傷されています、被災された方々に対して心よりお見舞い申し上げます。時間の経過、夜明けとともに被災状況が徐々に明らかになってきています。被災者の救命救助は時間との勝負です。
警察・消防・自衛隊などが夜通し対応に当たっていますが、引き続き部隊を最大限動員し、住民の安全確保を最優先に救助活動に全力を尽くしていただきたいと思います。
また、余震が依然として続いており、明日から天候が悪化するとの予報であることから、安全な避難先確保を早急に行うなど、2次災害の防止に万全を期していただきたいと思います。
同時に、被災自治体とも連携して食料や毛布など必要な物資の確保、医療行為の提供や電力や水道などのインフラの復旧など被災者の支援に万全を期して参る。さらに、自宅が崩壊・損壊した方々もおられ、避難の長期化も予想されることから住環境の確保なども含め、関係機関が一体となって被災者支援に先手先手で取り組んでいただきたいと思います。