靖国爆発「まさか再来日するとは…」 全容疑者、突然の再入国の謎 警視庁も驚き

2015.12.9 14:36

警視庁麹町署に入る、韓国人の男を乗せた車両=9日午前11時15分ごろ

警視庁麹町署に入る、韓国人の男を乗せた車両=9日午前11時15分ごろ【拡大】

  • 爆発があったとされる靖国神社=11月23日、東京都千代田区(鈴木健児撮影)
  • トイレで爆発があったとされる靖国神社=東京都千代田区(福島範和撮影)
  • 南門近くのトイレで爆発があったとされる靖国神社=東京都千代田区(福島範和撮影)

 突然、再入国した目的は何だったのか。靖国神社で爆発音がして不審物が見つかった騒ぎから2週間あまりが経過する中、事態は急展開した。事件に関与した疑いのある韓国人、全昶漢(チョンチャンハン)容疑者(27)が9日、空路で羽田空港に到着。警視庁公安部に身柄を確保された。再入国した理由が不明な中、公安部は全容解明を急いでいる。

 「男が来日する」-。9日午前、警視庁にもたらされた情報に衝撃が広がった。「男」とは靖国神社の事件に関与した疑いがある全容疑者。爆発音が起きた当日の11月23日午後、韓国に帰国していた。

 「まさか再来日するとは…。経緯や理由が分からない」。警視庁幹部は驚きをにじませた。事件では日本の捜査権が及ばない韓国に全容疑者が帰国。警視庁が独自に事情を聴くことなどは難しく、韓国の捜査当局への協力要請について検討を進めていた。

 防犯カメラの画像などから、全容疑者は事件2日前に来日。爆発音の当日にも靖国神社を訪れていたことが確認されたが、発見された不審物との関連は明確ではない。捜査関係者は「一連の経緯を慎重に裏付ける必要がある」と話した。

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