地価二極化、地方で格差拡大 北海道など“爆上げ”状態のリゾート地も (6/6ページ)

2015.9.17 06:26

基準地価が10年連続で最高となった「明治屋銀座ビル」=東京都中央区銀座2丁目

基準地価が10年連続で最高となった「明治屋銀座ビル」=東京都中央区銀座2丁目【拡大】

 秋田県の下落率は住宅地(マイナス4.0%)が2年連続、商業地(同4.6%)が3年連続でそれぞれ全国ワーストとなった。人口減少率、高齢化率(65歳以上人口の割合)がともに全国最大の秋田は「土地取引が停滞気味で未利用地も多い」(不動産鑑定士)という。

 地方圏全体で下落幅の縮小が続いているものの、中長期的には人口減少の流れから再び下落幅は拡大に転じるとみられ、地価の反転は容易ではない。

 竹内一雅・ニッセイ基礎研究所不動産市場調査室長は「インフラ整備だけでは波及効果は少ない。地域の中心部のにぎわいづくりや経済の振興、外国人観光客の増加を促す施策が必要」と指摘している。

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。