ちなみに、日本政府観光局によると、2014年の訪日外国人数は1341万人でこのうち、中国からは240万人で18%。韓国からの275万人よりも少ない規模だ。人数と割合でいかに韓国が中国の旅行者が多いかが分かる。
中国人誘致でビザ緩和
韓国政府は、さらに中国人誘致策を拡大する計画だ。
来年1月から、中国人団体観光客を対象にした電子ビザ発給サービスが始まる。旅行会社を通じて、インターネットからビザが申請・取得できる仕組みで、韓国旅行をしやすくして、誘致を促す狙い。
中央日報(同)によると、もともとは高度な技術を持つ外国人人材や医療ツーリズムのために13年にスタート。今年から代理店を指定して、中国人団体観光客を対象に試験運用を行っていた。
14年の中国でのビザ発行件数は331万件で、2年前に比べて2倍に増加した。中国人観光客数も2倍になっているだけに、ビザの緩和はさらに誘致に拍車をかけそうだ。