観光チケットの導入などで、地域活性化策として活用
特産品は通常、1年に1回しかもらえないところが多いが、北海道の上士幌町では昨年4月より複数回寄付すればそのたびに何度でも受け取れるように改善した。さらに、12月には「ふるさとチョイス」の申し込みフォーム経由でクレジット決済が可能な「Yahoo!公金支払い」サービスを導入。すると、その場で納付まで終えられる手軽さも手伝って、1カ月半で1億円以上集まったという。 ただし、こうして特産品やサービス面で競争が激化していることについては、一部に懸念の声も上がっている。「豪華特産品を導入したものの、思わぬ反響に対応しきれず中止したところもあるようで、自治体も試行錯誤を重ねているようです。ただ、今は特産品に注目が集まっていますが、里山の保全や歴史的建造物の維持など、使い道を絞って寄付を募るプロジェクトの成功例も出ています。また、地元で使える観光チケットを導入するところも増えており、地域活性化策としてますます活用されるのではないでしょうか」(須永さん)
始めた人から得しているこの制度。一度トライしてみる価値は十分にアリだ!(ネットマネー)