11年9月には全国的な大規模停電が発生し、13年の夏も猛暑による電力需要の急増と発電所の停止や故障などもあり、極端な節電が呼びかけられるなど、電力需給は厳しい状況にある。
電力安定供給に向け、需要抑制と適切な電源投資を促進するため、電気料金の値上げが13年1月(平均4.0%)に続き、11月(平均5.4%)にも認可された。
韓国政府は今後、スマートグリッド(次世代送電網)やエネルギーマネジメントシステムなどICT(情報通信技術)を活用した需要管理を行っていく方針を打ち出している。(編集協力=日本政策投資銀行)