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【軍事情勢】不気味な“パンダ外交” 中国の蛮性をベルギーは再看破できるか (1/6ページ)

2014.4.6 07:54

ベルギー・首都ブリュッセル

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 《パンダ》の語源は、国際世論の誘導も意味する《プロパガンダ》ではないかとの思い込みを持った。中国の習近平国家主席(60)が欧州歴訪中の3月末、ベルギーで見せつけた《パンダ外交》はそう誤解するに十分不気味だった。事実に基づく情報を源とする“善玉”を《ホワイト・プロパガンダ》、偽情報を潜ませる“悪玉”を《ブラック・プロパガンダ》と呼ぶ分類が、余計に黒白のブチが特徴のパンダを想(おも)わせる。

 日本も経験済みだが、愛くるしいパンダは中国を身近に感じ、平和的印象を勝手に醸成してしまう。しかし、ベルギーはブラック・プロパガンダに惑わされなかった在日特命全権公使アルベール・ダネタン男爵を輩出した国。今一度、パンダの後ろに隠れ、少数民族を虐殺し、自国民の自由を奪う中国の蛮性を看破してもらいたい。人権弾圧に敏感な現代欧州の矜恃(きょうじ)が見たい。

 ダネタン男爵の慧眼

 ダネタン男爵は1893~1910年の長きにわたり日本に滞在した。その間、日本人の性行・性向を完全に見極め信頼。日清戦争(1894~95年)中、大日本帝國(ていこく)を国際的孤立の危機に追い込むブラック・プロパガンダに惑わされぬ慧眼(けいがん)を備えていた。

危機は主に、米紙の捏造記事拡散に因った

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