インド失業率、悪化傾向止まらず 今年予測3.8%、非正規雇用者も増大 (1/2ページ)

2014.2.12 07:20

 インドの雇用が冷え込んでいる。国際労働機関(ILO)が1月に発表した報告書「世界の雇用情勢2014」によると、同国の失業率はここ数年悪化し、今年は前年比0.1ポイント増の3.8%と予測される。長引く経済低迷が雇用拡大を妨げている現状が浮き彫りになった。現地紙タイムズ・オブ・インディアなどが報じた。

 この報告書は毎年発表されている。インドの失業率は11年が3.5%、12年は3.6%、13年は3.7%と上昇し、悪化傾向に歯止めがかからない。

 地場複合企業マヒンドラ・グループの傘下企業の人事担当者は、農村部から都市部へ人口が流入して失業率を押し上げていると指摘し「政府は就職希望者に対する職業訓練などの対策に注力するとともに、雇用創出を加速させて労働需給の改善に対処すべきだ」との見解を示した。

 インドでは失業率の悪化に加え、非正規雇用者の増加も問題となっている。

若年層向けに教育機関と連携して実践的な技術指導などの就職支援策が必要

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。