6月12日付米業界誌ハリウッド・リポーターをはじめ、翌13日付英紙ガーディアン、14日付フランス通信(AFP)、15日付米紙ウォールストリート・ジャーナル(いずれも電子版)など、欧米メディアが一斉に報じていますが、この“爆弾発言”を行ったのが、何とあのスティーブン・スピルバーグ監督(66)とジョージ・ルーカス監督(69)だったというから、穏やかではありません。
「ジョーズ」(75年)や「インディ・ジョーンズ」のシリーズ(81年~2008年)といった娯楽大作だけでなく「シンドラーのリスト」(93年)や「ミュンヘン」(05年)のような重厚な社会派作品でハリウッドを牽引(けんいん)してきた大監督と、「スター・ウォーズ」のシリーズ(77年~05年)でハリウッドの映画産業そのものを大変革させたルーカス監督という、ハリウッドの代名詞のような要人が、まるで“自己否定”するような発言を行ったのですから、米のエンターテインメント業界は大騒ぎなのです。
この“爆弾発言”は、ロサンゼルスにあるルーカス監督の母校、南カリフォルニア大学(USC)の映画芸術学部の新校舎設立記念イベントで飛び出しました。