快適な室内空間
クルマを止めてじっくりと眺めてみた。デザイン面では、切れ長のヘッドランプを構えるフロントからサイドにかけてシャープな印象。3代目のややボテッとした“おじさん臭”は抜けている。リアはオーソドックスで無難にまとめている。ウインカーは点滅式ではなく、光が流れる「シーケンシャルランプ」を採用。車体のボトムはフラットに仕上げている。悪路も走るSUVでは大事なことだ。後部座席は文句なしの広さ。仮に力士が乗っても快適だろう。その場合は4人乗りになると思うが…。ラゲージルームは十分な奥行きを確保している。リアシートを倒さなくても、大型のゴルフバッグを4個も横置きできるという。
先ほども触れたが、ボディはかなりワイド。全長も先代RXより12センチ長い4890ミリで、全体的にひと回り大きくなった。1年前に試乗したコンパクトタイプのNXより全長で26センチ、全幅で5センチも大きい。レクサスの担当者によると、一部のRXユーザーは「妻が運転しやすい」などの理由で、小型のNXに流れたそうだ。その代わりに、新型RXは他社ユーザーの吸引に成功しているという。レクサスへの買い替えが進んでいるのだ。