TSUTAYAの挑戦 「きっかけは雑貨でも本でも、カフェでもいい」 (4/4ページ)

2015.7.19 07:00

  • たくさんの書籍が選べる蔦屋書店の店内=大阪市北区(竹川禎一郎撮影)
  • たくさんの書籍が選べる「梅田蔦屋書店」の店内=15日、大阪市北区(竹川禎一郎撮影)
  • コーヒーを飲みながら書籍を選べる「梅田蔦屋書店」の店内=大阪市北区(竹川禎一郎撮影)
  • スタンダードブックストアには、購入前の本を持ち込めるカフェがある=大阪市中央区
  • 米国の書店の雰囲気を醸し出すカフェ併設の書店「スタンダードブックストア」=大阪市中央区
  • 店員が選んだ雑貨と本が並ぶスタンダードブックストアの売り場=大阪市中央区


コーヒーを飲みながら書籍が選べる蔦屋書店の店内=15日、大阪市北区(竹川禎一郎撮影)

コーヒーを飲みながら書籍が選べる蔦屋書店の店内=15日、大阪市北区(竹川禎一郎撮影)【拡大】

 一方で、アマゾンなどのインターネット通販や電子書籍市場は拡大傾向にあり、書店の経営環境は厳しい。

 そんな中、取次大手のトーハンは、取引先書店の商品や売り場構成を提案する「ほんをうえるプロジェクト」を25年に始めた。「土を耕し、種を植え、水をやるように、手間をかけて本を売る環境を整える」(同社広報)という。

 6月21日の「父の日」には「父、缶動。」のキャッチコピーを入れたパネルを作製。オリジナルの缶詰と写真集などを並べて売るというユニークな企画を提案したところ、全国の約30書店が実際に特設コーナーを設置したという。

 7月には涼しさを演出する金魚をテーマにした書籍コーナーも提案。担当者は「大きなスペースがなくても、売り方や話題作りで、情報発信基地として書店を応援したい」と話す。

 「出版不況」の打開に向けた新ビジネスの挑戦に今後も注目が集まる。

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