TSUTAYAの挑戦 「きっかけは雑貨でも本でも、カフェでもいい」 (3/4ページ)

2015.7.19 07:00

  • たくさんの書籍が選べる蔦屋書店の店内=大阪市北区(竹川禎一郎撮影)
  • たくさんの書籍が選べる「梅田蔦屋書店」の店内=15日、大阪市北区(竹川禎一郎撮影)
  • コーヒーを飲みながら書籍を選べる「梅田蔦屋書店」の店内=大阪市北区(竹川禎一郎撮影)
  • スタンダードブックストアには、購入前の本を持ち込めるカフェがある=大阪市中央区
  • 米国の書店の雰囲気を醸し出すカフェ併設の書店「スタンダードブックストア」=大阪市中央区
  • 店員が選んだ雑貨と本が並ぶスタンダードブックストアの売り場=大阪市中央区


コーヒーを飲みながら書籍が選べる蔦屋書店の店内=15日、大阪市北区(竹川禎一郎撮影)

コーヒーを飲みながら書籍が選べる蔦屋書店の店内=15日、大阪市北区(竹川禎一郎撮影)【拡大】

 梅田の店舗は営業面積約3300平方メートル。書籍約20万冊のほか、雑貨も並ぶフロア全体に約500席のいすやソファを配置。フロア内のカフェや各種サービスのテナントを客が自由に行き来できる“滞在型書店”だ。ビジネス、文学、旅行、写真など専門分野に通じた店員「コンシェルジュ」も客からの相談に丁寧に応じている。

 特にビジネス街の立地を重視し、「新たな働き方」に関連した書籍がフロアの3分の1を占める。タブレット端末やスマートフォンの契約、アフターケアのサービスを受けることができるほか、貸し会議室や靴磨き専門店などもある。

 小笠原寛館長は「ネット時代に、ただ本を並べるだけでは売れない。新たなテーマ別の売り場構成やライフスタイルを提案し、来店した客に“気付き”のある店舗を目指す」と話す。

 売れる環境づくり

 公益社団法人「全国出版協会・出版科学研究所」によると、26年度の書籍と雑誌を合わせた推定販売額は計約1兆6千億円で10年連続、前年割れとなった。ピークの8年(計約2兆6千億円)から急速に市場が縮小している。

一方で、アマゾンなどのインターネット通販や…

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