雇用面でも改善が見られ、総雇用者数が5570万人と史上最高を記録し、失業率4%、有効求人倍率0.98の数値もあわせて、団塊世代が引退し生産年齢人口が減少しつつある中で、企業の人員構成が若返っていることを示す成果を見せ始めております。
問題は、熟練社員が企業を去っても若い世代に必要な技能やノウハウの伝承がうまく行われているかどうかで、社内コミュニケーションの効果を上げるには、ITやマニュアル文書だけに頼ることなく、面談と手足を取ってのトレーニングが欠かせないと思います。併せて、女性や若手のパワーをもっと活用することと、経営の多層化、国際化を推し進めることで、グローバルプレーヤーを志向すべきだと思量致します。
旧大英帝国をも上回る国富のシステム “二本足の日本人”に
さらに国富のシステムに関して、日本はかつての大英帝国並みの優位さを保持している現実を挙げておきます。