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悲しくならない、明るく、明るく…を心掛けて 映画「はなちゃんのみそ汁」 広末涼子さんインタビュー (1/5ページ)

2016.1.8 14:00

「どんな世代の方が見ても、感情移入できる内容ですよ」と語る広末涼子さん=2015年12月3日、東京都港区(荻窪佳撮影)

「どんな世代の方が見ても、感情移入できる内容ですよ」と語る広末涼子さん=2015年12月3日、東京都港区(荻窪佳撮影)【拡大】

  • 【メディアトリガーplus】映画「はなちゃんのみそ汁」(阿久根知昭監督)。1月9日公開(P2提供)。(C)2015「はなちゃんのみそ汁」フィルムパートナーズ

 かつてトップアイドルとして一世を風靡(ふうび)した広末涼子(35)も、テレビ、映画とさまざまなシーンで着実にキャリアを重ね、今では日本を代表する実力派女優へと成長を遂げた。そんな広末が主演する新作映画「はなちゃんのみそ汁」(阿久根知昭監督)は、家に帰れば3児の母でもある彼女の、子供に愛情を注ぐ自然な姿が垣間見えるようで、実に滋味深い、温かな仕上がりとなった。

 笑わせる言葉、大切に

 広末が演じた主人公は、乳がんのため33歳で急逝した実在の人物、安武千恵さん。本作は、病と闘う千恵さんが、夫の信吾さん、後に授かった一人娘のはなちゃんと過ごした、悲しくも楽しい日々をつづったエッセーをベースに描かれたものだ。

 「千恵さんのブログを読むと、自分と同じく闘病生活を送るがん患者たちを勇気づけたり、人を笑わせる言葉を大切にしたりしていた方だったんだなと感じました。だから千恵さんを演じる私も、この作品を見てくれた方を喜ばせたり、笑わせたり、気持ちを明るくしたいと考えました。そんな作品が完成すれば、天国にいる千恵さんも喜んでくれるのではないかなと思ったのです」

「朝は母親に言われるままに必ずみそ汁を飲まされていました」

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