□J.J.エイブラムス監督&デイジー・リドリーら
≪レイ・フィン 2人の出会いから始まる物語≫
黒澤作品を参考
ライトセイバーの使い手を演じるにあたり苦心したのがドライバーだ。「最初にエイブラムス監督に会ったとき、『フォースの覚醒』の物語は、旧3部作(『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』『~5/帝国の逆襲』『~6/ジェダイの帰還』)の物語に根付いている部分が多く、また、日本の黒澤明監督(1910~98年)の時代劇から多大な影響を受けている、と彼は話してくれました。(シリーズの生みの親である)ジョージ・ルーカス監督も同様の認識を持っているように僕は聞いています。だから僕も黒澤監督の『七人の侍』(1954年)や『隠し砦の三悪人』(58年)を見て演技の参考とし、自分の想像力を加味していきました」
また、ドライバーはカイロ・レンのコスチュームも作品を彩る大きな要素だと言及したうえで、「人は相手の目を見てどんな人物なのかを判断しますが、カイロ・レンの場合、マスクの向こうにある両目は外側から見えません。そんなところにこの人物、ひいては、作品のメタファーがあると思います」と力を込めた。