今月18日に世界同時刻一斉公開される人気SF映画シリーズ「スター・ウォーズ(SW)」の新作「エピソード7/フォースの覚醒」のストーリーについて、厳重な情報統制が敷かれている。多くの出演者が試写を見ていないどころか、自分の役柄以外のことは知らないという徹底ぶりで、その内容は秘密のベールに包まれたまま。「ファンに驚きを残しておきたい」と、メガホンをとったJ・J・エイブラムス監督(49)らは口をつぐむ。映画を制作したディズニーの秘密主義も奏功しファンの熱狂は高まるばかりだ。
異常ずくめの会見
「僕はもともと秘密主義の人間なんだ。だから秘密厳守の方針を採用したディズニーには本当に感謝しているよ」
5、6日にロサンゼルスで開かれた新作初の公式記者会見で、エイブラムス監督はこう語り、出席した記者らを不愉快にさせた。米紙ロサンゼルス・タイムズなどの報道によると、会見は異常ずくめだった。
会見の案内が届いたのはわずか2日前。当日は金属探知機で念入りにボディーチェックをされたうえ、会見の情報が漏れてファンが殺到しないように、携帯電話の位置情報を強制的にオフにされた。