グラモナの最大の特徴は、その瓶熟期間の長さにあります。“インペリアル”はチャレロ50%、マカベオ40%、シャルドネ10%のブレンドですが、「弊社ではカバの主要3品種のなかのパレリャーダは使いません。マカベオとチャレロのみで、最重視しているのは高い酸をもち、熟成に向いているチャレロ。ワインを澱(おり)と長い間接触させておくことで、アミノ酸由来のうまみ&複雑さがでるのです」とアナさん。
最後に登場した逸品『エノテカ・ブリュット・グラン・レセルバ2000』に至っては、12年間という長い瓶熟で、シャンパンの古酒に通じる焙煎コーヒー似の香りにドッキリ! 名門グラモナの高級なカバを口にしたら、誰もがとりこになるはずです。(ワインジャーナリスト 青木冨美子/SANKEI EXPRESS)