【クレモンティーヌのパリ便り】健康維持もファッションも自分のスタイルで (2/3ページ)

　あの頃２人のデザイナーが作り出す世界は、斬新でエレガントで、今でも私と娘の大切なワードローブです。エレガントであることは、流行を追いかけることではありません。あくまでも、自分らしさを演出することだと思います。だから、今のパリの若者には、個性が足りないように思えてなりません。

　私は、ＡＵＮ　Ｊ　クラシック・オーケストラと共演するため、１０月中旬にプロモーションで来日し、１１月にはツアーを行います。初めて挑戦することが多く、その準備で毎日忙しくしています。今回は滋賀、岡山、東京、秋田、宮城を巡ります。今まで一度も行ったことのないところばかりなので、今から楽しみにしています。

　とにかく歩くこと

　突然ですが、皆さんは日頃から健康のために気をつけていることがありますか？

　４５歳を過ぎた頃から、病気になる知人や友人が多くなったように思います。私の健康法は、とにかく歩くことです。パリは狭い街なので、メトロに乗らずに歩くことを心がけています。それに、ごく簡単な毎朝の体操も２０年以上続けています。友達はヨガやダンス、ジムに通っていますが、私はみんなで運動するスタイルが苦手なので、手軽な方法を続けるようにしています。

フランス人アーティスト　クレモンティーヌ略歴