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【東日本豪雨】「何もできない」 ライフライン途絶 (3/4ページ)

2015.9.13 08:00

決壊した鬼怒川(きぬがわ)の堤防付近の集落では、多くの家屋が倒壊した=2015年9月12日、茨城県常総市(鈴木健児撮影)

決壊した鬼怒川(きぬがわ)の堤防付近の集落では、多くの家屋が倒壊した=2015年9月12日、茨城県常総市(鈴木健児撮影)【拡大】

  • 床上浸水した住宅から家具を運び出す地元の高校生=2015年9月12日、茨城県常総市(共同)

 交通網も寸断されたまま。常総市を通る唯一の鉄道である関東鉄道常総線は、堤防決壊による浸水地域を走っており、10日午後2時50分に運転を見合わせて以来、12日も再開することはなかった。復旧のめども立っていないという。

 関東鉄道では、復旧に向けて作業員を派遣し、被害状況や線路に異常がないかなどを調査しているが、冠水で入れない場所も多く、思うように進んでいない。

 線路の調査をしていた男性作業員は「ここまで水が来ているとは思わなかった。水が引くまでは、復旧作業は何もできないので、運転再開はいつになるのか…」と肩を落とした。

 ≪近隣からボランティア 被災者励ます≫

 水害発生から最初の週末を迎えた常総市(じょうそうし)では、近隣から集結したボランティアが支援物資を運んだり、避難所で住民に声を掛けたりし被災者を励ました。

 茨城県は12日、常総市の石下総合体育館に「災害ボランティアセンター」を設置。第1弾として被害が少なかった市民や隣接する自治体の住民を対象に80人を募集。被災地の状況を見ながら順次募集を拡大したい考えだ。

高校2年の小林遼さん「被災した友人も多い。少しでも力になりたい」

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