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【司法試験問題漏洩】教え子に漏洩 明大院教授を告発 「女性びいき」 情湧く出題者の指導 (2/4ページ)

2015.9.9 08:00

司法試験の合格者が発表され、自分の番号を探す受験者ら=2015年9月8日午後、大阪市福島区(寺口純平撮影)

司法試験の合格者が発表され、自分の番号を探す受験者ら=2015年9月8日午後、大阪市福島区(寺口純平撮影)【拡大】

  • 明治大学法科大学院の青柳幸一(あおやぎ・こういち)教授(明治大のパンフレットから、共同)

 明大によると、青柳教授は明大に対し、「大学と社会を騒がせて申し訳ありません」と謝罪。明大も「司法試験制度の根幹を揺るがしかねない事態。厳正なる対応を行う」とした。

 上川陽子法相は8日午前の閣議後の記者会見で「まことに遺憾だ」とし、原因究明と再発防止のためのワーキングチームを省内に設置する方針を示した。

 ≪「女性びいき」 情湧く出題者の指導≫

 8日に合格発表された今年の司法試験で、教員が問題作成者を兼ねる危うさが、またも露呈した。司法試験の公正さを揺るがす同様の不祥事は8年前にも起きており、再発防止策が取られたはずだった。受験生らからは不満と不信の声が上がった。

 「平等」教えているのに

 東京・霞が関の法務省前に張り出された合格発表。明大の合格率は14.6%(53人)だった。刑事告発された青柳教授から講義を受けていたという20代男性は「女性をひいきすることで有名だった。特定の女性だけを食事に連れて行くこともたびたびあった」と明かした。さらに「『学内の試験で最高評価を得るには女になるしかない』と半ば本気で言われていた。正直、『やっぱりな』という感じで、過去にも漏洩があったのではないかと疑ってしまう」と語った。

ブルー卿 「司法試験の受験者で知らない人はいない。試験対策のために著書を買う人もいる」

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