大阪府寝屋川市立中木田(なかきだ)中1年、平田奈津美(なつみ)さん(13)が殺害、遺棄され、同級生の星野凌斗(りょうと)さん(12)も遺体で見つかった事件で、2人の遺体がほぼ同じ時期に遺棄された可能性があることが23日、捜査関係者への取材で分かった。2人の遺体の状況や、平田さんの死体遺棄容疑で逮捕された山田浩二容疑者(45)の犯行後の行動などから、2人とも13日中に遺棄された可能性がある。
大阪府警高槻署捜査本部は23日、除染作業員として滞在していた福島県二本松市の宿舎を家宅捜索するとともに、死体遺棄容疑で山田容疑者を送検した。星野さんの遺体遺棄現場のすぐ近くで23日、行方不明時に履いていたものと似た黄色のサンダルが片方見つかった。
捜査関係者によると、柏原市の竹林で21日夜に発見された星野さんの遺体は司法解剖の結果、13日ごろ死亡と判明。遺体の状況からその後、一定期間、屋外で放置されていたとみられることも分かった。
また、山田容疑者は13日午後0時40分、布製の粘着テープ2本を購入しているが、2人の顔や手首に巻かれていたものと酷似していることが分かった。