サイトマップ RSS

観光客に沸くキューバ ハードル下がった「禁じられた国」 (1/2ページ)

2015.6.1 18:00

首都ハバナでは隔年開催の現代アートの祭典「第12回ハバナ・ビエンナーレ」が6月22日まで開催されており、市内にはアート作品があふれる。これはスイスのアーティストが建物の外観に施したインスタレーション=2015年5月18日、キューバ(AP)

首都ハバナでは隔年開催の現代アートの祭典「第12回ハバナ・ビエンナーレ」が6月22日まで開催されており、市内にはアート作品があふれる。これはスイスのアーティストが建物の外観に施したインスタレーション=2015年5月18日、キューバ(AP)【拡大】

  • ハバナ・ビエンナーレのために地元ハバナのアーティストが造った作品=2015年5月23日、キューバ・首都ハバナ(AP)
  • 首都ハバナの全景。米資本の本格流入を前に社会主義国としてのキューバを見ておきたいと観光客が次々に訪問しているという=2015年4月15日、キューバ(ロイター)
  • 首都ハバナの人工ビーチで、ハバナ・ビエンナーレの開始を待つ人々=2015年5月21日、キューバ(AP)
  • 世界遺産に登録されている首都ハバナの旧市街を歩く観光客=2015年4月29日、キューバ(共同)
  • アメリカの小説家アーネスト・ヘミングウェーが頻繁に足を運んだとされるバーのドアには、革命家、チェ・ゲバラの絵が張られていた=2015年5月24日、キューバ・首都ハバナ(AP)
  • 首都ハバナ市内のホテル前で、タクシーとして使用されているクラシックカーに乗る観光客=2015年5月2日、キューバ(共同)
  • キューバ・首都ハバナ

 米国との国交正常化交渉が進むキューバで、外国からの観光客が急増している。米資本が本格的に流入して様変わりする前に、社会主義国キューバ独特の姿を見ておきたいと、各国から「駆け込み」で旅行客が続々訪問。ビジネス名目などで訪れたついでに観光を楽しむ米国人も増えている。

 例年、世界の観光業関係者を招いて開催される「国際観光見本市」が5月上旬に開かれた。キューバメディアによると、マレロ観光相は5月6日、中部シエゴデアビラで開かれた開幕式典で、今年に入ってキューバを訪問した観光客は既に150万人を超え、前年同期比で15%増えたと発表した。

 見本市には米国の旅行代理店や航空会社関係者156人が初めて参加。キューバへの関心の高さをうかがわせた。

 米政府は自国民の純粋な観光目的の渡航をまだ認めていないが、教育や宗教、報道など12のカテゴリーで渡航許可が出やすくなった。米キューバ首脳も4月に59年ぶりの会談を実現させ、米国人にとって「禁じられた国」だったキューバへのハードルが一気に下がった。

 米カリフォルニア州の旅行会社によると、今年1月以降のキューバへの渡航者は例年と比べ25~30%増加している。

変わる前に見ておきたい

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。

ページ先頭へ