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【野口裕之の軍事情勢】金満中国のバブル艦隊がうたかたの夢に終わる幸せ (5/6ページ)

2015.3.30 06:00

 忽然と姿消す兵器

 例えば、戦闘機385機が25機に減ったのは装備更新に伴う後送処分の結果で、引き算は合う。ところが、処分すべき360機はアルミ合金に化け企業に密売、記録は全て焼却された。戦車・装甲車1800両は解体後、動力を1基1万元(16万6000円)で転売、鉄鋼部分は製鉄会社に持ち込まれた。ソ連・米国製小銃・拳銃計27万3000丁も全て消失し、一部は密売組織が“輸出”した。備蓄物資の場合、11年分が「無許可販売」。燃料高騰時《予備役の演習》《災害救援活動》名義で軽油1万7000バレルが3回に分けて“小売り”された。野戦ベッドや軍靴・テント各20万セット、薬品を保管した倉庫はもぬけの殻と化した。かくして、毎年250億~500億元の兵器・軍需物資が後送処分後、忽然と姿を消した。

「虎もハエも同時にたたく」

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