Q 債務はどの程度減免されるのか
A 民事再生での弁済率(負債総額に対する支払率)は数%~30%程度となることが多いが、これはケースによりまちまちだ。今回の件でスカイマークは負債総額を約710億円としているが、欧州エアバスの超大型機「A380」の購入契約解除に関する違約金は協議中のため、確定していない。エアバスを含めた大口債権者が弁済額の減額をどこまで受け入れるかがカギになるだろう。
Q エアバスとの減額交渉が難しいのでは
A エアバスは7億ドル(約840億円)もの違約金を求めており、スカイマークは引き続き交渉中だ。仮に両社が主張する債務の額に大きな開きが出た場合、裁判所が間に入り、金額を決める「査定」の手続きに入るが、これで双方が納得しなければ訴訟にもつれ込む恐れもある。(SANKEI EXPRESS)