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俳優はできない性分だったのに 短編映画集「破れたハートを売り物に」 甲斐よしひろさん、青山真治監督インタビュー (4/6ページ)

2015.2.20 15:25

九州男児の甲斐よしひろさん(左)と青山真治監督が映画で夢のコラボを実現した=2015年2月8日、東京都目黒区(蔵賢斗撮影)

九州男児の甲斐よしひろさん(左)と青山真治監督が映画で夢のコラボを実現した=2015年2月8日、東京都目黒区(蔵賢斗撮影)【拡大】

  • 映画「ヤキマ・カナットによろしく」(青山真治監督)の撮影合間の一コマ(ビーズインターナショナル提供)
  • 映画「ヤキマ・カナットによろしく」の撮影合間の一コマ。(左から)主演の光石研さん、甲斐祥弘さん、青山真治監督。2月28日公開(ビーズインターナショナル提供)
  • 【甲斐バンドの曲をモチーフに】映画「オヤジファイト」の三島有紀子監督(写真)。テーマ曲「らせん階段」、マキタスポーツ主演(ビーズインターナショナル提供)
  • 【甲斐バンドの曲をモチーフに】映画「この柔らかい世界」の長澤雅彦監督(写真)。テーマ曲「そばかすの天使」、松田美由紀・手塚真生主演(ビーズインターナショナル提供)
  • 【甲斐バンドの曲をモチーフに】映画「父と息子」の榊英雄監督(写真)。テーマ曲「杏奈」、船越英一郎・大森南朋主演(ビーズインターナショナル提供)
  • 【甲斐バンドの曲をモチーフに】映画「熱海少年探偵団」の橋本一監督(写真)。テーマ曲「漂泊者(アウロトー)」、山田瑛瑠主演(ビーズインターナショナル提供)

 『今、やばいことをしてしまったぞ、俺は…』とぞっとしました」。甲斐は恐縮する青山監督をかばいながら、「ミュージシャンというものは“生もの”を扱う職業だから、パフォーマンスでは1回目からスイッチが入ってしまうものなんですよ」と解説してくれた。

 青山監督が作品のテーマ曲に甲斐の「HERO(ヒーローになる時、それは今)」を選んだのは、それが憧憬(しょうけい)してやまない同郷の大先輩、甲斐の出世曲で、思い出深いものだったからだ。「子供の頃から聞いていた甲斐バンドが全国区になり、同じ九州は福岡県の人間として、それが子供心にうれしかったんです」。長じて後、映画監督となって対峙(たいじ)した甲斐の印象は「常に殺気を持っている方。ニコニコしていてもどこかに殺気が感じられるんです。怖くて油断なりません」。

 「それは褒め言葉に聞こえるよ」と甲斐。何か一味違う自己表現の可能性を意識的に追求してきた結果と言いたげだ。10年後の甲斐はどんな方向へと突き進んでいるのだろう。「お客さんに変化を見せるのがプロフェッショナルだと思います。世界遺産の薬師寺でライブやったのもそうです。僕の変化を楽しんでもらえればうれしいですね」。(文:高橋天地(たかくに)/撮影:蔵賢斗/SANKEI EXPRESS

ロックミュージシャン 甲斐よしひろ略歴

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