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“武勇伝”嘘の代償、テレビの苦境象徴 看板キャスター「半年間停職」処分 (3/4ページ)

2015.2.12 08:00

米退役軍人向けチャリティーイベントに登場したブライアン・ウィリアムズ氏。全米を代表するニュースキャスターだったが、虚偽発言によって視聴者の信頼が大きく揺らいでいる=2014年11月5日、米ニューヨーク(AP)

米退役軍人向けチャリティーイベントに登場したブライアン・ウィリアムズ氏。全米を代表するニュースキャスターだったが、虚偽発言によって視聴者の信頼が大きく揺らいでいる=2014年11月5日、米ニューヨーク(AP)【拡大】

  • 米退役軍人向けチャリティーイベントに登場したブライアン・ウィリアムズ氏。全米を代表するニュースキャスターだったが、虚偽発言によって視聴者の信頼が大きく揺らいでいる=2014年11月5日、米ニューヨーク(AP)

 1970年8月に放送を開始したナイトリー・ニュースは平均視聴者数約930万人で、同時間帯のニュースでは1番の人気を誇ってきた。

 その看板番組の司会を2004年から務めるウィリアムズ氏は、年収1000万ドル(約12億円)という全米屈指の著名キャスターだ。しかし、ウィリアムズ氏が虚偽発言を謝罪した4日以降、ナイトリー・ニュースは視聴者数であっさり他局に抜かれた。

 ハリケーン報道でも

 そのうえウィリアムズ氏には、05年8月に米南部を襲ったハリケーン・カトリーナの報道でも虚偽発言の可能性が浮上している。

 翌06年のインタビューで、ウィリアムズ氏はニューオーリンズ市中心部のフレンチ・クオーターで複数の遺体が流されているところを見たと答えたが、地元ホテル幹部は米紙ワシントン・ポストにそうした事実はなかったと否定した。

テレビ報道の転換点につながるとみる欧米メディアもある

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