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“武勇伝”嘘の代償、テレビの苦境象徴 看板キャスター「半年間停職」処分 (2/4ページ)

2015.2.12 08:00

米退役軍人向けチャリティーイベントに登場したブライアン・ウィリアムズ氏。全米を代表するニュースキャスターだったが、虚偽発言によって視聴者の信頼が大きく揺らいでいる=2014年11月5日、米ニューヨーク(AP)

米退役軍人向けチャリティーイベントに登場したブライアン・ウィリアムズ氏。全米を代表するニュースキャスターだったが、虚偽発言によって視聴者の信頼が大きく揺らいでいる=2014年11月5日、米ニューヨーク(AP)【拡大】

  • 米退役軍人向けチャリティーイベントに登場したブライアン・ウィリアムズ氏。全米を代表するニュースキャスターだったが、虚偽発言によって視聴者の信頼が大きく揺らいでいる=2014年11月5日、米ニューヨーク(AP)

 反発やまず視聴者数↓

 米FOXテレビや英BBC放送(いずれも電子版)などによると、ウィリアムズ氏は1月30日夕放送の自身のニュース番組「ナイトリー・ニュース」で、03年のイラク戦争取材中、乗っていたヘリコプターが地上からの砲撃で破損、砂漠に緊急着陸したという武勇伝を披露した。

 ウィリアムズ氏はこの武勇伝を13年、米CBSの深夜のトーク番組「レイト・ショー・ウィズ・デイヴィッド・レターマン」でも紹介していたが、このヘリの搭乗員が米軍の準機関紙「星条旗新聞」に対し、ウィリアムズ氏は乗っておらず、1時間後に別のヘリで墜落現場に到着したと証言した。

 ウィリアムズ氏は2月4日のナイトリー・ニュースで「12年前の出来事で記憶違いをしていた。嘘を言うつもりはなかった。実際は後続のヘリに乗っていた。謝りたい」と虚偽発言を認めて謝罪。7日には数日間の出演自粛を表明したが、視聴者からの反発は収まらなかった。

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