一方、米国内での感染が初めて確認されたテキサス州の看護師、ニーナ・ファムさん(26)は16日、危険度の高い感染症への対応が可能なメリーランド州ベセスダの国立衛生研究所(NIH)の医療施設に移された。(ワシントン 小雲規生(SANKEI EXPRESS)
≪スペインで3次感染か≫
スペイン保健省は17日までに、エボラ出血熱に感染したスペインの女性看護師と接触していた人物が発熱し、入院したことを明らかにした。AP通信が報じた。この人物の感染が確認されれば、アフリカ以外で初の3次感染となる。
看護師はマドリードのカルロス3世病院でエボラ熱患者を担当。10月6日に感染が確認された。発熱した人物はこれ以前に看護師と接触していたという。
一方、欧州連合(EU)は16日、エボラ出血熱の感染拡大をめぐり、ブリュッセルで保健担当相らによる臨時会合を開き、感染地域から出国する人々の検査を強化することが必要だとの認識で一致した。
会合終了後、トニオ・ボルジ欧州委員(保健担当)は、WHOとともに、感染者が出ている国の検査態勢の有効性を評価することを明らかにした。(共同/SANKEI EXPRESS)