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「非公式」会談、日中続く試練 両外相、首脳会談へ環境づくり (1/4ページ)

2014.8.11 07:40

ミャンマー・首都ネピドー

ミャンマー・首都ネピドー【拡大】

 岸田文雄外相は8月9日深夜(日本時間10日未明)、訪問先のミャンマーの首都ネピドーで中国の王毅(おう・き)外相(60)と初めて会談した。詳細は明らかにされていないが、11月に北京で行われるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の際の安倍晋三首相(59)と習近平国家主席(61)との首脳会談実現に向け、協力を呼び掛けたとみられる。

 岸田氏は「これをきっかけとして、両国関係の改善を進めたい」と述べ、中国側の対日強硬姿勢に変化が出始めているのは確かだ。しかし、沖縄県・尖閣諸島や靖国神社参拝をめぐる問題では依然譲歩しない姿勢を崩しておらず、首脳会談の実現はなお見通せない。

 第2次安倍政権で初

 岸田氏は、東南アジア諸国連合(ASEAN)外相関連会合に合わせて王氏と会談した。日中外相の会談は、民主党政権時代の2012年9月以来で、12年12月の第2次安倍政権発足後は初めて。

 岸田氏は記者団に「ゆっくり長い時間、話した。関係改善をいかに進めるか意見交換した。お互いに考えを率直に述べ合うことができた」と説明した。

尖閣諸島をめぐる対立や安倍首相の靖国神社参拝を受け、険悪な状況が続いてきたが…

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