それでも香川には、移籍の臆測が止まらない。古巣のドルトムント(ドイツ)はワツケ社長が8月3日付ビルト紙のインタビューで「今季の補強は終了した。香川の復帰については、全く根拠のないものだ」とわざわざその可能性を否定した。
一方で8月1日付の英紙デーリー・エクスプレスは、アトレチコ・マドリードのシメオネ監督が香川の獲得を希望し、移籍金1400ポンド(約24億3000万円)でのオファーを準備していると報じた。
移籍をめぐる臆測は選手としての価値を認められているからこそ、ともいえるが、香川自身はあくまでマンUでの成功を再出発の第1目標としている。
ファンも、トップ下で自在にルーニーやファンペルシーを操る香川の姿を見たい。
≪夢を追い続ける「侍」 国内外で存在感≫
インターナショナル・チャンピオンズ杯が行われた米国は、長くサッカー不毛の地と呼ばれてきた。だが1994年にW杯を開催し、ブラジルW杯でもクリンスマン監督率いる代表チームが優勝国ドイツを最後まで苦しめるなど、サッカー好きを増やしつつある。