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娯楽帝国 買収拒否も諦めず メディア王の野望 ワーナーに狙い (3/3ページ)

2014.7.18 00:00

 ディズニー抜き目指す

 米娯楽・メディア業界では、NBCテレビやユニバーサル映画を傘下に持つコムキャストが売上高でトップを走る。2位のディズニーも、「スター・ウォーズ」シリーズを手がけるルーカスフィルムを傘下に収めるなど、買収攻勢で着々と規模を拡大。3位のタイムワーナー、4位の21世紀フォックスは、上位2社に後れを取っている。3、4位連合が実現すれば、年間売上高は580億ドルに達し、ディズニーを抜いて、コムキャストに肩を並べることができる。

 ワーナーは、米プロバスケットボール(NBA)など優良なスポーツの放映権も持っており、他のメディアグループにとっては垂涎(すいぜん)の的。コムキャストのほか、米大手通信のAT&Tなども買収を模索したことがある。

 数々の買収を手がけてきたマードック氏にとっても、成功すれば最大の案件となる。飽くなき野望を抱くメディア王が諦めるはずがない。(SANKEI EXPRESS

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