【まぜこぜエクスプレス】Ｖｏｌ．１６　リズムで通じ分かち合う　バリアフリー・バンド「サルサガムテープ」 (4/4ページ)

　車いすのボーカリスト、ＹｏｕＧｏ（ユーゴ）君は「僕は音楽を通じて、人をハッピーにすることができるんだと思った」と話す。ぴかぴかの電飾に彩られたド派手な車いすでシャウトするＹｏｕＧｏ君は超クールで、これまで多くの人を勇気づけてきた。

　サルサのメンバーは誰より豊かな感受性を持ち、世界の醜さに敏感だ。だから彼らの生きづらさは、世界の醜さに起因する。「色鮮やかな魚がサンゴ礁のきれいな海でしか生きられないように、サルサのメンバーは平和な空気の中でしか息を吸っていられない」と、哲ちゃんは憂いている。

　「ラブ＆ピースはなんとなく優しいフレーズではなく、生死にかかわる大問題。ロックンロールはこの世界を生き抜くたったひとつの術なのだ！」（女優、一般社団法人「Ｇｅｔ　ｉｎ　ｔｏｕｃｈ」理事長　東ちづる／撮影：フォトグラファー　大川彰／ＳＡＮＫＥＩ　ＥＸＰＲＥＳＳ）

　【ガイド】

　「シアワセベイビイ」は好評発売中。全国ツアーもスタート。詳細はｓａｌｓａｇｕｍｔａｐｅ．ｈｉｔｅｎｓｉｏｎ．ｏｒｇまで。