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【まぜこぜエクスプレス】Vol.16 リズムで通じ分かち合う バリアフリー・バンド「サルサガムテープ」 (2/4ページ)

2014.7.16 12:25

バリアフリー・ロックバンド「サルサガムテープ」のメンバーと東ちづる。まぜこぜの社会をめざすテーマソング「Get_in_touch」のプロモーションビデオ撮影のスタジオにて。後列中央の黒いシルクハットをかぶった男性がリーダーのかしわ哲さん、右隣が梶原徹也さん、その前がYouGo君(大川彰さん撮影、提供写真)

バリアフリー・ロックバンド「サルサガムテープ」のメンバーと東ちづる。まぜこぜの社会をめざすテーマソング「Get_in_touch」のプロモーションビデオ撮影のスタジオにて。後列中央の黒いシルクハットをかぶった男性がリーダーのかしわ哲さん、右隣が梶原徹也さん、その前がYouGo君(大川彰さん撮影、提供写真)【拡大】

 11年12月、私はオノヨーコさんを迎えたイベントでサルサと共演。忌野清志郎さんが和訳した「イマジン」を初めて一緒に歌った。あの時の解放感はこれまで感じたことのないものだった。ステージ上では、誰が障がいのあるメンバーなのか分からなかった。分からないから、そばにいるメンバーに小声で「次の曲のあとMC入る?」と聞いて、知的障がいがあるパーカッショニストにニコーッと笑顔で返されたりした。

 哲ちゃんはギターをかき鳴らしながら「人種も地位も学歴も障がいも関係ねー!」と叫ぶ。そして、「余暇活動でロックやってんじゃない! ロックでご飯食べてんだー!」と右手を掲げ、人さし指を立てる。

 13年の「日比谷野音90周年記念事業~10円コンサート」に出場したときのハートのつかみ方は圧巻だった。サルサをほとんど知らないお客さんたちは、メンバーがステージに登場すると「???」となり、ザワザワした。ステージと客席に微妙な距離が生まれ、見えない壁が感じられた。

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