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途中まで噴火を忘れさせる構成考えた 映画「ポンペイ」 ポール・W・S・アンダーソン監督インタビュー (1/3ページ)

2014.6.6 13:15

ポール・W・S・アンダーソン監督は「SFと歴史物はふらっと街に出て気軽に撮影できないから作っていて面白いんだ」と語った=2014年5月26日、東京都港区(宮崎瑞穂撮影)

ポール・W・S・アンダーソン監督は「SFと歴史物はふらっと街に出て気軽に撮影できないから作っていて面白いんだ」と語った=2014年5月26日、東京都港区(宮崎瑞穂撮影)【拡大】

  • 【かざすンAR(視聴無料)】映画「ポンペイ」(ポール・W・S・アンダーソン監督)。6月7日公開(マンハッタンピープル)。(C)2014_Constantin_Film_International_GmbH_and_Impact_Pictures(POMPEII)Inc.
  • イタリア・ポンペイ遺跡(世界遺産)

 「バイオハザード」シリーズで知られるポール・W・S・アンダーソン監督(49)の故郷、英国北部にある自宅の近くには古代ローマ時代の遺跡があった。それは第14代皇帝・ハドリアヌス(76~138年)がローマ帝国領の北端であることを示すために築いた大きな壁だそうで、「僕は幼いころからいわば古代ローマの遺跡に囲まれて育ったようなものなんです」。

 小学校の授業で、イタリア・ナポリ近郊の大都市ポンペイが、ベズビオ火山の噴火により一晩で消失してしまったことを知った。「例えればラスベガスのようなきらびやかな大都市が火砕流に埋もれ、その後2000年近く、忘れられてしまったわけです。当時8歳だった僕はその後、ずっと大人になるまでロマンを感じてきました。映画監督となり、いつかポンペイを題材にした作品を撮ろうと構想を温めてきたんですよ」。幼き日の思いは、有力者の娘と奴隷の身分を超えた恋を描いたアクション大作「ポンペイ」として結実した。

 ローマ軍はケルト人騎馬族が暮らす北ブリタニア(英国)の村を襲い、皆殺しにした。何とか生き残った少年マイロ(キット・ハリントン)は、ローマ人の奴隷となり、やがてはグラディエーター(剣闘士)に仕立てられた。コロッセオ(円形闘技場)で命懸けの戦いを繰り広げ、連戦連勝のマイロはポンペイに送られることになり…。

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