2014.5.13 09:25
次週に特集記事
オーストラリア在住の原作者、雁屋哲(かりや・てつ)さん(72)は自身のブログで「ある程度の反発はおり込み済みだったが、ここまで騒ぎになるとは思わなかった。福島を2年かけて取材をして、しっかりとすくい取った真実をありのままに書くことがどうして批判されなければならないのか分からない」とコメント。小学館広報室は、産経新聞社の取材に対し、「(現在連載中の)『美味しんぼ』の『福島の真実』編は復興を応援したいという目的で始めた。次週発売号で特集記事を掲載するので、これを見てもらいたい」と話している。
漫画家の弘兼憲史(ひろかね・けんし)さん(66)は「作者が相応の覚悟を持って表現しようとするのなら、それは貫くべきだ。ただし(今回のような)騒ぎになることは想定しておくくらいの自覚は必要だったかも。『美味しんぼ』のような影響力の大きい作品は、出版社側にも一定の慎重さが求められると思う」と疑問を投げかけている。(SANKEI EXPRESS)