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【アラスカの大地から】清らかな冬 歓喜の時を待つ (1/4ページ)

2014.4.14 16:05

かまくらの中から見たマッキンリー山(6168メートル)。悪天候だと目の前数メートルさえ見えなくなる=2014年3月19日、米アラスカ州(松本紀生さん撮影)

かまくらの中から見たマッキンリー山(6168メートル)。悪天候だと目の前数メートルさえ見えなくなる=2014年3月19日、米アラスカ州(松本紀生さん撮影)【拡大】

  • ライトを灯したテントと渦巻くオーロラ。形、大きさ、明るさ、どれをとっても同じオーロラは2度と現れない=2014年3月1日、米アラスカ州(松本紀生さん撮影)
  • ヘッドランプがいらないほど月夜は明るい。こんな日のオーロラが出てくれると最高なのだが=2014年3月19日、米アラスカ州(松本紀生さん撮影)
  • 米アラスカ州のマッキンリー山(標高2万237フイート、6168.2メートル)=2013年9月12日現在
  • 写真家、松本紀生(のりお)さん=2010年7月20日、米アラスカ州(本人提供)

2014・1・29

 マッキンリー山を望む氷河上に小型飛行機で降り立つ。雪と氷と岩に囲まれた、これ以上ない清らかな風景。冷えきった空気に気が引き締まる。今年も冬が始まった。

2・1

 毎日朝までヘッドランプをつけて作っていたかまくらがようやく完成した。キャンプ中最も安堵する瞬間。これから50日間をここで過ごす。

2・6

 この冬初めての吹雪。辺りが完璧に真っ白になり、目の前のかまくらの輪郭すら見えない。吹きつける雪に眼球が痛い。

2・16

 連日の雪かきで左肩が痛み始める。医者からおそわったストレッチで何とかしのぐ。

2・27

 満天の星空と月光に照らされたマッキンリー山を独り占めする。神々しいほどの絶景だが、最後のピースだけがそろわない。オーロラだ。歓喜の瞬間は果たしておとずれるのだろうか。

光の乱舞は現れず 来年にお預け

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