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貿易より自由 台湾学生の乱 中国との協定反発 議場占拠長期化も (2/3ページ)

2014.3.24 00:03

台湾・台北市

台湾・台北市【拡大】

 議場を占拠する学生らは23日、馬総統の発言に「単なる政権の見解表明であり、誠意がない」と強く反発。協定の撤回などを求め、抗議行動の拡大も発表した。議場を包囲する警察官と学生がもみあいになる一幕もあった。

 サービス貿易協定は昨年(2013年)6月に上海で調印され、電子商取引や医療、旅行業など、中国が80、台湾が64分野を相互に開放する取り決め。馬政権や与党・中国国民党は「台湾に有利な協定」(江宜樺・行政院長=首相)と主張しているが、最大野党の民主進歩党は「密室協定で台湾の弱小産業に打撃が大きい」などと反発してきた。

 民進党と同調する学生らは、17日の批准に向けた委員会審議で強硬採決も辞さない構えの国民党の立法委員(国会議員)が時間切れを理由に審議を打ち切ったことからこれに抗議して18日夜以降、議場と議事堂周辺を占拠している。

 強制排除は否定的

 事態は膠着(こうちゃく)しているが、馬政権は強制排除には否定的だ。支持率が10%台に落ち込んでいることに加え、2016年次期総統選にも影響する統一地方選が今年11月に控えているため、世論の反応には敏感にならざるを得ないからだ。一方、学生らを支援する民進党も次期総統選に直結する主席選を5月に控え幹部らの思惑が錯綜している。

前のめりに対中経済関係を強めると…

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