サイトマップ RSS

新春インタビュー 奄美が教えてくれるもの(2) 歌手、元ちとせさん (1/4ページ)

2014.1.10 17:00

幹線道路から海岸へ抜ける道沿いに、名もなきジャングルが広がる。クワズイモが大きな葉を広げ、パパイヤの樹が実をつけていた=鹿児島県大島郡龍郷町(奄美大島、別府亮さん撮影)

幹線道路から海岸へ抜ける道沿いに、名もなきジャングルが広がる。クワズイモが大きな葉を広げ、パパイヤの樹が実をつけていた=鹿児島県大島郡龍郷町(奄美大島、別府亮さん撮影)【拡大】

  • 【奄美が教えてくれるもの】SANKEI_EXPRESS__2014(平成26)年1月1日付(1面)
  • 奄美大島発のコミュニティーFM局として2007年に開局した「あまみエフエム_ディ!ウェイヴ」。パーソナリティーの渡陽子さん(中央)と、島唄を伝える「シマユムタ伝える会」のおじ、おばたち=2013年2月18日、鹿児島県・奄美大島(別府亮さん撮影)
  • 鹿児島県・奄美大島は奄美市、瀬戸内町、龍郷町、大和村、宇検村の1市2町2村。奄美市には4万4515人が暮らす=2013年12月31日現在

 ≪おおらかで、美しい言葉たち≫

 感謝も思いやりも 島唄で歌い継ぐ

 「とうとぅがなし」という島口(しまぐち)(方言)が奄美にはあります。

 感謝を表したり、神様に祈るような言葉です。子供のころ、おなかが痛いと「とうとぅがなーし」って、おじいちゃん、おばあちゃんが言いながら、おなかをさすってくれました。

 仏壇に手を合わせたり、間もなく台風が来るというとき「被害が出ませんように」と祈ったり、それから飲み過ぎた人にも「とうとぅがなし」。今でも言います。この一つの言葉が、いろんな場面で思いを伝えてくれる。美しくて、懐の深い言葉が、奄美にはあります。

 そんな島特有の「言葉」は、のんびりした調子。島の人同士が話すときの「言葉の旋律」に、心が安らぎます。

 かといって、奄美の言葉や会話には物事の「芯」を突く、ストレートな強さもあります。居酒屋で島の人同士の会話を聞くと、「きつい」と感じる方がいるかもしれません。

島唄のなかには、人を思う気持ちや、方言のなかにあるきれいな言葉が詰まっている

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

実践で使える英会話を習得!業界最高峰の講師がサポートします。毎日話せて月5000円《まずは無料体験へ》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

サンスポ予想王TV

競馬などギャンブルの予想情報を一手にまとめたサイト。充実のレース情報で、勝利馬券をゲットしましょう!

ページ先頭へ