サイトマップ RSS

新春インタビュー 日本の本質追い求める旅へ駆ける 狂言師 野村萬斎さん (1/5ページ)

2014.1.6 19:50

日本を背負い、世界を視野に-。年男は今年も、境地を拓く=東京都渋谷区(宮川浩和撮影)

日本を背負い、世界を視野に-。年男は今年も、境地を拓く=東京都渋谷区(宮川浩和撮影)【拡大】

  • 舞台「神なき国の騎士-あるいは、何がドン・キホーテにそうさせたのか?」。(東京)2014年3月3~16日公演(宣伝美術_有山達也さん提供)

 ≪余韻残すものは大きくふくらむ≫

 狂言師、野村萬斎(47)は、午年生まれの年男だ。600年以上続く狂言の継承者として、「クールジャパン」がキーワードになるずっと前から、日本のアイデンティティーを背負い、世界を見据え発信を重ねてきた。その拠点の一つが、芸術監督を務める公共劇場「世田谷パブリックシアター」(東京)。芸術監督に就任したのは36歳、3度目の年男を迎えた2002年のことだった。「世田谷から、日本、世界につながる普遍性のある作品を作りたい」と志し、舞台芸術の新境地を開き続けた。

 そして、ふたたびの午年。日本文化の遺伝子を継ぐ男は、何を構想しているのか。

 「生きてる人間が演じ、来た人が悲劇や喜劇を見て、泣いたり、笑ったり、感動したりして、生きているっていう実感を確かめる場所」。それが古今東西変わらない、劇場の本質だという。

 その本質をより深めるために、萬斎がまず世田谷パブリックシアターで試みたのは、古典の知恵を現代劇に還元することだった。

能の素材生かし新舞台

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

実践で使える英会話を習得!業界最高峰の講師がサポートします。毎日話せて月5000円《まずは無料体験へ》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

サンスポ予想王TV

競馬などギャンブルの予想情報を一手にまとめたサイト。充実のレース情報で、勝利馬券をゲットしましょう!

ページ先頭へ