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愛しのラテンアメリカ キューバ 1カ月8ドルで働く現実 (3/3ページ)

2014.1.5 09:00

通りから壁一枚隔てた空間には、外の喧噪とは真逆の静けさが広がっていた=キューバ東部のカマグエイ(緑川真実さん撮影)

通りから壁一枚隔てた空間には、外の喧噪とは真逆の静けさが広がっていた=キューバ東部のカマグエイ(緑川真実さん撮影)【拡大】

  • 市民の憩いの場、首都ハバナのマレコン通りでは、子どもたちが人間跳び箱ではしゃいでいた=キューバ(緑川真実さん撮影)
  • 毎日のように観光客が訪れるトリニダ近郊のイスナガ。お土産用に多くの女性たちが刺繍(ししゅう)に励んでいた。後ろに見えるのが彼女たちの家らしく「こんな家に住んでんのよ。いくらか恵んでよ」と窮状を訴えてきた=キューバ(緑川真実さん撮影)
  • キューバで流行っていた編みタイツ。日本人の友人が「社会主義だからみんな同じ格好してるかと思ったけど、全然違う」と驚いていた=キューバ・首都ハバナ(緑川真実さん撮影)
  • レコードやCDで装飾された家屋=キューバ・サンティアゴ(緑川真実さん撮影)
  • 首都ハバナの旧市街で、客待ち中の派手な色をした観光用タクシーのアメ車が並ぶ。人数がそろえば、他都市への移動料金はバスとさほど変わらない=キューバ(緑川真実さん撮影)
  • キューバ・首都ハバナ、カマグエイ、トリニダ、サンティアゴ・デ・キューバ

 私の「誘導尋問」にもひっかからず、アデルの口から不平不満は一切聞こえてこない。ルールの間をすり抜け、たくましく、そしてしなやかに生きる姿を見て「意志があれば道は開く」、こんな言葉が浮かんできた。

 「奴隷」の青年と、キューバ中を疾走して夢を追う中年男性。同じ島の中で、彼らの目に映る社会主義国家キューバは、全く別の輝きをみせていた。

 メキシコから始まりキューバに寄って、ブラジルにたどり着くまでの9カ月間にわたるラテンアメリカ諸国の愉快な日々を、時にはニュースな視点も交えてお届けする。(写真・文:フォトグラファー 緑川真実(まなみ)/SANKEI EXPRESS

 ■みどりかわ・まなみ 1979年、東京都生まれ。フリーカメラマン。高校時代南米ボリビアに留学、ギリシャ国立アテネ大学マスメディア学部卒業。2004年のアテネ夏期五輪では共同通信社アテネ支局に勤務。07年、産経新聞社写真報道局入社。12年に退社後、1年半かけて世界ほぼ一周の旅。その様子を産経フォト(ヤーサスブログ)とFBページ「MANAMI NO PHOTO」でも発信中。好きな写真集は写真家、細江英公氏の鎌鼬(かまいたち)。

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