発表によると、販売するのは、アップルが今年9月に投入した最新機種の「5s」と廉価版の「5c」。中国の三大携帯通信会社のうち、2位の中国聯通と3位の中国電信はすでにアイフォーンを取り扱っていたが、アップルと中国移動の交渉は約6年にも及んだ。
中国移動が独自提供している第3世代(3G)ネットワークへの対応をめぐり対立していたが、新たに提供される第4世代(4G)ネットワークへの対応にめどが立ち、合意にこぎ着けた。強気だった中国移動側も、2013年12月期決算で10年ぶりの減益が見込まれており、歩み寄ったようだ。
サムスン「圧勝」
中国市場では米グーグルの基本ソフト(OS)「アンドロイド」を搭載したサムスンなどの端末が圧倒的なシェアを握っており、調査会社カナリスによると、アップルの今年7~9月期のシェアは6%の5位に甘んじている