【和のスタイル】
今回は日光東照宮のお話です。時間は夕方の4時をまわっていましたので、「5時閉館のため急いで回ってください」とアナウンスが流れていました。修学旅行生や観光客の団体は、焦る事無くのんびりしています。私も安心して彼らのペースについていくことにしました。知らない団体のガイドさんの説明が聞こえてきて、ちょっと得した気持ちになりました。
有名な「見ざる、言わざる、聞かざる」の三猿は、かわいい小猿が目と口と耳をふさいで本当にかわいらしい姿です。以前、息子が中学のときの修学旅行で、木彫りの小さな置物をお土産にくれました。それがとっても愛らしくて、ずっと玄関に飾ってあります。
なんとなく意味は知ってはいましたが、その猿たちが8枚の木彫像の中で人間の平和な一生を説いたものだとは知りませんでした。小さな頃は、余計な事を見すぎたり話しすぎたり聞きすぎるのは良くないということと、大きくなって好きな人ができて、家庭をもち子供が生まれて、また同じように繰り返すお話になっていました。