サイトマップ RSS

【Q&A】諫早開門差し止め 前例なきねじれ 農家と漁業者の板挟み (2/3ページ)

2013.11.18 10:30

  • 諫早(いさはや)開門問題の流れ=2013年11月17日現在、長崎県諫早市

 Q どちらの命令が優先するのでしょう

 A 専門家も「前例がなく分からない」と話しています。確定判決は今も有効です。長崎地裁が11月12日に出したのは「仮処分決定」と呼ばれ、国が異議を申し立てれば結論がひっくり返る可能性はありますが、それまでは効力を持ちます。

 Q 国の反応は

 A 事業を担当する林芳正(はやし・よしまさ)農水相は「相反する義務を負い、大変難しい状況だ」と話し、異議を申し立てるかどうか明言していません。

 Q 今後どうなるの

 A 確定判決が決めた開門の期限は12月20日です。それまでに開門されなければ、漁業者側は国に判決違反の制裁金を支払わせる「間接強制」という手続きを取り、圧力をかけると言っています。開門した場合は、農家側が仮処分決定に従わない制裁金を国に支払わせると言っています。

 Q どちらにしても対立は続きそうですね

 A ここまでこじれる前に問題を解決しなかった国の責任もあります。政治判断による解決を求める意見もありますが、両方に納得してもらうのは簡単ではありません。

国の制裁金支払いは不可避

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。

ページ先頭へ