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イラン核協議、合意ならずも「著しい前進」 焦る米が歩み寄り 欧州には警戒感 (1/4ページ)

2013.11.11 10:36

  • イランの核施設
  • スイス・ジュネーブ

 イラン核問題をめぐり、ジュネーブで開かれていた欧米など6カ国とイランの協議は11月10日未明(日本時間10日朝)、包括解決に向けて双方が取るべき「第1段階」の措置で合意できないまま、終了した。20日にジュネーブで実務協議を再開する。

 欧州連合(EU)のキャサリン・アシュトン外交安全保障上級代表(57)は終了後、イランのモハマド・ザリフ外相(53)と共同記者会見し「多くの具体的進展があったが、いくらか相違も残っている」と明らかにした。ザリフ氏は「集中した協議だった」と述べ、次回での合意に期待を表明した。

 (11月)7日に2日間の予定で始まった今回の協議は、急遽(きゅうきょ)ジョン・ケリー米国務長官(69)ら各国の外相が加わり日程を延長。合意への期待が高まった。

 結論は次回以降に持ち越されたが、ケリー氏は記者会見で「非常に生産的で、著しい前進があった。(イランとの)距離は縮まっている」と強調した。(ジュネーブ 共同/SANKEI EXPRESS

焦る米が歩み寄り 欧州には警戒感

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