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【中国山西省爆発事件】手製の不満爆弾 習政権のメンツ潰す 庁舎前で連続爆発、1人死亡 (3/3ページ)

2013.11.7 09:00

  • 中国・山西省太原市

 2009年10月には、炭鉱の採掘権をめぐる争いを発端に暴力団員ら約200人が住民を襲撃、4人が死亡する事件が起き、背後に当局者の関与が指摘された。炭鉱で多数の作業員が死亡する事故や賃金未払いなども頻発。利益優先で結託した当局と事業経営者に対する、住民や労働者の不満が高まっている。

 中国では、共産党の重要会議である第18期中央委員会第3回総会(3中総会)が9日から北京で開かれる。先月(10月)28日に起きた天安門前での車突入事件を受け、郭声●(=王へんに昆)公安相が現場で陣頭指揮を執るなど各地で警戒態勢を強化していた。

 その最中に今回の事件が起きたことで、習指導部はメンツを潰され、権威失墜の危機に直面している。党内の主導権争いも絡み、指導部の責任を問う声が出る可能性もある。さらに治安当局が、全国規模で治安態勢を一段と強化するのは確実だ。当局による国民への締め付けが「不満爆発」の連鎖を招く恐れがある。(SANKEI EXPRESS


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