交流サイト「グーグル+(プラス)」に10月30日、こんな一文が書き込まれ、全米が騒然となった。米メディアの報道によると、書き込んだのは、カリフォルニア州に住むセシリア・アバディーさん(44)。ゴルフ用品販売店で働いているが、IT系企業の創業者で、グーグルグラスの開発メンバーの一人でもあるという。
彼女は10月29日、州内の高速15号線を運転中、スピード違反でハイウエーパトロールに車を止められた。警官は「なぜグーグルグラスをかけているのか」と尋ね、彼女が「一日中かけている」と答えると、視界を遮り、運転の障害になるという理由で、スピード違反と併せて反則切符を切った。
カリフォルニア州では、運転手の前にあるテレビやビデオを作動させて運転することを禁止している。カーナビゲーションシステムは対象外だが、運転中は画面にテレビ番組が流れないようにする安全機能を備える必要がある。罰金は最低162ドル(約1万6000円)という。
ちなみにアバディーさんは、「グーグルグラスの電源はオフにしていた」としている。果たして彼女は罰金を払わなくてはならないのだろうか。