■まちだ・こう 1962年、大阪府生まれ。81年、町田町蔵名義でパンクバンド「INU」のボーカリストとしてデビュー。96年には町田康として処女小説『くっすん大黒』(文芸春秋)で文壇デビュー。2000年に『きれぎれ』(文芸春秋)で第123回芥川賞受賞。近刊に橋本治らとのアンソロジー『12星座小説集』(講談社)。
■レイモンド・チャンドラー 1888~1959年。米国の小説家、脚本家。私立探偵フィリップ・マーロウというキャラクターを生みだし、ハードボイルド小説を確立した。代表作は『大いなる眠り』『長いお別れ』『さらば愛しき女よ』など。
【「極悪鳥になる夢を見る」(貴志祐介著)】
日本を代表するホラー作家の一人、貴志祐介の第1エッセー集。デビュー以来の全エッセーから選りすぐった文章を収録する。作家の意外な素顔が明らかになる。青土社、1890円。