「日本が誇る真珠の、ナチュラルで高貴な美しさを最大限に生かしながら、今に生きる人々の多様なライフスタイルにマッチした、実際に身に着けたくなるデザイン」が、コンテストのテーマ。「日常使い」ができるジュエリーや真珠と服飾の新しいコーディネートなどの提案を募ることにした。
6月に作品の募集を始め、7月12日が応募作品の締め切りというタイトなスケジュールだったにもかかわらず、370件もの応募があった。この中から20作品が厳選され、最終審査へと進んだ。
従来のイメージ打ち壊す
ファッションショー形式の最終審査は9月4日、文化学園大学で行われ、一般にも公開された。講堂に舞台が組まれ、モデルが歩く真っ白な「ランウェイ」は、約10メートルと本格的だ。ショーのモデルは文化学園大学の生徒たちが務めた。
ランウェイ両脇の白い壁面をスクリーンにし、デザイン画を投影。それを実際に身にまとったモデルたちが、さっそうと歩いてくる。事前にホームページでデザイン画を目にしていたが、実物はライトの中で美しく輝いていた。